最近、日常生活を見ても日本の良さがなくなってしまっている気がする。
私たちの施術にしても西洋医学や資本主義経済に踊らされて、日本人なら本当は大切にしたい部分が薄れてしまっている。
薄れるどころかほんの一握りの人によって紡がれているぐらいで、それこそ絶滅を危惧されなければならない域のような肌感がある。
それは私たちにそれが受け継がれていないから。
私たちくらいの子育て世代は日常の目先の部分にしか目が行かず、物事や行為の奥深さまで意識が向かない。現代の情報過多の意識傾向によるものも大きいかもしれない。
日本人は独自の身体観をもとに言葉に出来ないことを言葉にしてきた。でも、今は言葉に出来ることの世界観でしか自分の眼前に起こっていることを捉えていない。だから、元々持ち合わせていた日本人的な世界観はもうそこにはない。
なかなか私の中で言語化することが難しいが、そういったことを最近は日々強く感じる。
もちろん、現代の便利でとても広がった世界観や西洋医学的価値観、資本主義経済を否定しているわけではない。
